第28回 安全と健康を推進する両輪会【2024年5月22日(水)】 終了しました!

今回、コロナ禍で出来ていなかった会場開催でのグループディスカッションが復活し、大いに盛り上がりました!

会場に来ていただいた皆様、全国からWEBでご参加いただいた皆様ありがとうございました!

テーマ:「健康情報(データ)の活かし方」

第28回両輪会の様子です。

当法人副理事長で両輪会代表の作本が、開会の挨拶をし、今回のテーマ設定の経緯を述べました。

昨今のDX化等を鑑み、根底にあるのはやはりデータの有効活用ではないかと考え、今回のテーマを、「健康データの活かし方」といたしました。

その後、OCHISマネージャー 平田がOCHISからのお知らせとして、「10万人のSASスクリーニング検査の結果報告・運輸ヘルスケアナビシステムの実績」をご報告しました。

 

OCHISからの情報提供➀「運行管理者が点呼時に行う健康確認について」を副理事長 作本が扱いました。現状ではなかなか活用されていない健康情報を活かすためには、運行管理者の意識改革が不可欠であること、個人情報保護を踏まえながらも、必要な部分はしっかり社内共有できるようにすることが重要である、と話しました。

 

OCHIS保健師 安島がOCHISからの情報提供②「健診機関とナビシステムとの連携」と題して話しました。定期健康診断の事後フォローは大変重要で、ナビシステムはそのサポートが手厚く利用事業者に好評いただいているが、データ提出準備や納期までに時間がかかるという課題も抱えている。この解決策として、健診機関と提携することで、事業所担当者の負担がなくなり、健診が終了すると間断なくナビシステムに反映できると話しました。

 

その後、健診機関である(一財)日本予防医学協会 西日本事業部 営業一課 課長 徳永氏より、「健診実施からナビシステム導入事例のご紹介」と題して、2023年度に1,000人規模の事業者様の導入事例を話してくださいました。健診業務全般の窓口の一本化、健診結果の判定基準や健診帳票が一元化され担当者負担が激減したこと、また、ナビシステムへの反映が大変スムーズであったとの事でした。

 

続いて、事業者からの情報提供①として、三和運輸機工株式会社 常務取締役 中山氏が、「治療継続を目指した、わが社のSAS対策」をお話しくださいました。

SASスクリーニング検査実施後の精密検査対象者が予想以上に多かった事、精密検査後、SASと診断された社員が陥る事態や、その対応がいかに困難を極めるかを赤裸々に語ってくださいました。

また現在、高校生のプロジェクトを通じて、SASと診断されたドライバーが、自発的継続的な治療を目指し、「無呼吸リスニング」を実施中である、ともお話しくださいました。

 

次に、事業者からの情報提供②として、株式会社トレンディ茨城 常務取締役 谷萩 氏が、「健康経営ブライト500取得までの取り組みと健康増進について」をお話しくださいました。インフルエンザが蔓延し、業務に多大なる困難が生じたことをきっかけに健康経営に取り組み始められ、2017年茨城県初の健康経営優良法人に認定されました。取り組みの一つとして、禁煙認証施設を宣言し、社内敷地禁煙にしたところ、喫煙者からの猛反対が起きましたが、非喫煙者、喫煙者を交えた社内研修会を開き、両者の忌憚のない意見交換をすることで禁煙が進んだ、といった具体例を述べてくださいました。とにかく、「できることから、楽しく」をモットーに現在も様々な健康チャレンジを実施中との事でした。

 

休憩をはさんで、第2部のグループディスカッションが始まりました。テーマは「健康増進すすめ方」で、

健康面では、

①どのような健康増進の取り組みをしていますか(成果のあったこと、工夫したこと、困ったことなど)

② ①の健康増進の取り組みの中で、データにして活用したものがありますか。(体力測定の平均値や拠点別比較、喫煙率の経年変化)

安全面では、

デジタコやドライブレコーダーのデータをどのように活用していますか?(情報分析、エコ走行、人事評価、安全教育等)

を話し合いました。

参加者からは大変盛り上がり有益であった、と大好評でした。

 

全国各地からWEBで参加頂いた皆様からも、事例の2社の取り組みが 非常に素晴らしかったので、是非社内共有したい等のお声を頂戴しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

また次回の両輪会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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