Vol.6「好きな名将の言葉」
2024年10月3日、熊本県で開催された全日本トラック協会の全国大会に参加しました。
第2部の記念講演会では、歴史学者で東京大学史料編纂所教授 本郷氏の、「名将の言葉―武人の生き様と美学」という話を聞く機会に恵まれました。
講演は、お膝元である熊本城城主であった加藤清正の言葉から始まりましたが、私が最も感じ入ったのは、勝海舟の言葉、「生業に貴賤はないけれど、生き方に貴賤があるねえ」という言葉です。
私は「職業に貴賤無し」という言葉が以前から大好きです。
この言葉は、仕事を持つことの尊さをまさしく適格に表現していると思うからです。
世の中にはさまざまな仕事に携わる人がいて社会を支え、そこにはその仕事に誇りを持って働くプロがいる・・・・。
この言葉は、厳しい労働環境の中で働いている、トラックドライバーさんに向けられた温かいメッセージのような気がします。
一方、この言葉に続く、「生き方に貴賤があるねえ」についての、(私ごときの)迂闊なコメントは差し控えるとして、社会的に地位が高いといわれる職業の人でも、「生き方に貴賤」があり、やはり大いに頷けます。
トラックドライバーさんは今やエッセルワーカーとして社会に大いに貢献し、プロドライバーという職業は多くの人に認知されつつあります。
安全運転をモットーに、溌溂と元気に羽ばたいてほしい・・・と、名将の言葉とともに、感じました。