Vol.8「自転車と交通ルール」
先般から、自転車とのヒヤリハットに2度遭遇しました。今回はぜひ皆さんにお伝えしたい内容です。
【その1】
1か月前、仕事からの帰宅途中のことです。
信号のある横断歩道で、青信号になったので、「さあ渡ろう」と一歩踏み出そうとしたその瞬間に、子供を後ろに乗せた母親らしき女性の自転車が猛スピードで目の前を横切りました。
間一髪、事故にはならなかったのですが、もしぶつかっていたら、私を含めて3人が大けがをしていたはずです。
前の横断歩道が青ですから、横の信号は赤信号。
それも赤信号になってから何秒間の時間経過があるわけですから、大胆不敵な信号無視と言わざるを得ません。
そして、さらに驚いたのは、後ろに子供を乗せているのにも拘わらず、「信号無視」をするというというモラルの無さです。
このような母親に育てられた子供は、一体どういう大人になるのでしょうか。
ルールや約束事を守るという、ごくあたりまえの人格形成ができなくなると思われます。
改めて、母親らしき女性への憤りを感じました。
【その2】
2日前、朝の通勤時間帯のヒヤリハットです。
私は車の助手席から思わず、「危ない!」と叫びました。
赤信号から青信号に変わり、発車したとたん、自転車が恐ろしいスピードで車の前に飛び込んできました。
20歳代の外人男性と思しき相手で、赤信号で飛び込んだ自分に非があるという自覚があったのか、すぐに「ごめんなさい」というようなポーズをしましたが、「轢かれたいのか」と叫びたくなり、私は思わず厳しい視線を浴びせました。
このケースでも考えられるのは、自転車は赤信号でも、衝突しなければOK(何とか許される)というような、安易な考え方があるのではないでしょうか。
もちろんすべての自転車がそういうわけではありませんが、「ながらスマホ」や信号無視などによる交通事故が急増していることは、すでに社会問題にもなっています。
事故が起きた場合のみの罰則ではなく、「ルールを守る」ことにももっと厳しい取り締まりや、違反への処罰が必要ではないかと、ヒヤリハットの経験を通じて感じます。