Vol.12 「お国のトイレ事情」

突然、トイレの話で失礼します。

 

日本のトイレは、昨今急速に進化しました。

駅トイレにも、きれいなトイレットぺーパーが備え付けられ、ウオッシュレットまであるのは、おそらく日本だけではないでしょうか。

 

さて、私は外国人観光客が多い東京のホテルで、「使用後のトイレットペーパーは流してください」という張り紙をよく目にし、「流さないで、ごみ箱に捨てる国があるなんて、不潔」と、常々感じていました。

 

ところが昨年12月、そもそもペーパーがない、しかも“和式”で、「ぺーパーは流さないでゴミ箱へ」という、台湾での田舎のトイレに遭遇し、お国事情を痛感しました。

 

そして今月、アテネとその周辺の島々を訪れた際に再び、「ぺーパーはトイレの横に備え付けてある蓋つきのゴミ箱へ。決して流さないで」という厳しく注意喚起する張り紙を見つけました。

一部の新しいホテルやレストランではぺーパーを流すことができますが、街中など多くのトイレでは、流すことができません。日本の習慣で「つい・・」と流してしまいそうになりますが、配水管が古く、細くて詰まりやすいので、厳守しなければならないとのことです。

 

紀元前という、とてつもない歴史を持つアテネや周辺の島々。美しい海と空で、観光客を魅了し、多くの遺跡で、古代を彷彿させることのできる魅力ある素晴らしいギリシャ。

 

私も大いに魅了された観光客の一人ですが、だからこそ、「トイレのぺーパーは流してはいけない」という、それぞれのお国事情を学ぶ、「目から鱗」の貴重な体験の旅になりました。

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