Vol.10「人間ドック受診で感じること」
このコラム、随分とさぼってしまっていました。
締め切りのある仕事に追われて・・・と、余裕のない仕事ぶりを披瀝して、言い訳をします。
今年は少し遅れ気味だった桜、今満開ですね。
我が家のハナミズキも少しずつ芽が出てきて、この分だと1週間後には白い花が顔を出してくれるのではと、今から楽しみです。
先日、半日ドッグを受診しました。私は毎年4月に同じ健診機関で受診します。
人間ドックの結果表は、ほとんどの場合2、3週間で届きますが、私は受診当日に医師より、結果説明を受けるようにしています。
細胞診などの結果は後日になりますが、ほとんどの検査結果は当日判明しています。
担当医師の説明は、各エコーの小さな斑点の意味から血液検査の経年数値など大変細かく、懇切丁寧なものでした。「何か気になることはありませんか」と尋ねてくださり、最後には席から立ってご挨拶いただきました。
私はビジネスで医師と接する機会は多いのですが、ビジネス以外で(受診者として)接した医師から、このように丁重な扱いを受けた経験はなかったため、思わずこちらも、「大変ご丁寧に、ご説明を頂き有難うございました」と、深々とお辞儀することになりました。
幸いにも健診結果に特に問題もなく、晴れやかな気分で今年の人間ドックを終えました。
さて、人間ドックには多くのオプション検査がありますが、当然ながら検査数を増やすほど、たとえ軽微なものでも所見が見つかりやすくなります。
気になる人は「やはり医療機関で確かめておこう」と、マイナ保険証を使って受診をしますので、検査を増やすことで得る安心感に反して、ストレスや心配も抱え込むことになります。
もちろん、家族歴や既往歴などを考慮して精度の高いオプションを受けることは有効ですが、むやみにオプション検査を増やすことは、相互扶助が根底にある、国民医療費の高騰にも繋がるわけですから、選択には注意が必要です。