19回両輪会【2016518()】終了いたしました。当日の様子はこちらからどうぞ 

第19回両輪会は、2016年5月18日(水)無事終了いたしました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!

今回のテーマは、第18回大阪開催と同じで、

「人材不足を乗り切るための中高年の活用について」

    ~安全運行と健康管理の側面から~

当日の模様です。

 

20160523-01 当法人副理事長で両輪会代表の作本が、開会の挨拶と、テーマ設定の経緯を述べました。

「『東京開催を』との要請を受けて、やっと開催が叶いました。大変難しいテーマを取り上げましたが、参加された皆様と英知を絞り、この両輪会からより良い方策を発信したいと思います。」

20160523-02 梅田運輸倉庫株式会社 常務取締役 岩﨑氏が、はじめて東京開催を行うにあたり、両輪会の目的や開催の経緯についてお話くださいました。

「両輪会は運輸事業者が主体となって、活かせる対策、良いとこ取りの情報交換をざっくばらんに行うことで、ともに向上していくことを目指している協議会である」とご紹介くださいました。

20160523-03 (公財)大原記念労働科学研究所 所長 酒井氏がスペシャルゲストとして参加してくださいました。酒井先生からは、「関越自動車道での大事故を受けて、いろいろな施策が行なわれてきたが、また今回の軽井沢スキーバスの大事故が起きてしまった。それに伴っての国や事故対策検討委員会では安全や健康面での対策強化が求められている」など、旬な情報を提供していただきました。
20160523-04 当法人副理事長で両輪会代表の作本が、全ト協より今年1月に発刊された、「改訂版 トラック運送事業者のための健康起因事故防止マニュアル」の内容や使用方法について解説しました。

「OCHIS受託・制作のこのマニュアルは全ト協HPでアップされていて、ダウンロードすれば、関連資料へのリンクや、プリントアウトしてそのまま社内回覧・掲示ができるページがあり、すぐに活用できます。」

20160523-05 当法人保健師 黒田が、「中高年齢者の身体の特徴と予防対策」と題して、加齢による生活習慣病リスクや身体機能、感情の変化等を解説しました。

また、目の病気や老化による視野や動体視力の低下について説明しました。また老化を加速させないための日常生活の注意点を説明しました。

20160523-06 ㈱ミレニア 取締役 新山様が、「職業ドライバーとあたまの健康」と題してお話くださいました。10年後の2025年におこる超高齢化によって、認知機能低下に起因する事故が増加する事、さらに親の介護のために離職を迫られる人が増える事が予想され、早急に対策が求められていること、認知症に進む前の、軽度認知障害といわれる段階で手を打つことで、リスクを軽減できると説明されました。
20160523-07 休憩をはさんで、梅田運輸倉庫株式会社 常務取締役 岩﨑氏、取締役 東京支店長 大久保氏が、腰痛予防のカウントテン体操をご指導くださり、会場全員でストレッチをしました。梅田運輸倉庫㈱様では、この体操で腰痛による労災削減率が5年後68%となりました。当日は、ゆっくりと無理なく体を動かすことで、血液のめぐりも良くなり、すっきりとした気持ちで情報交換に臨めました。
20160523-08 グループに別れ、「自社での高齢化対策への取組と情報交換」として、①自社の中高年の現状 ②雇用延長に関する条件 ③健康面の取組み内容、を中心に情報交流をしました。それぞれの会社の実情と工夫していることや困っている内容などの情報共有を行いながら、皆さん、熱く語っておられました。初対面同士のグループでしたが話し声が絶えませんでした。
20160523-09 その後、株式会社プロデキューブ 代表取締役の高柳氏、セーフティドライブ研究所 代表の峯森氏、当法人 副理事長 作本がコーディネーターとなって、各情報交換の内容発表や発表内容に対する他のグループからの質疑、情報交換内容のまとめを行いました。事業主の従業員の健康管理に対する取り組みについて総括をしました。
20160523-10 有限会社新規開拓支援センター 事故撲滅推進室の山田氏からは、「労働管理」や「運行安全厳守」等の勉強会のご案内、管理者支援ツールの情報提供がありました。ドライバー表彰ツールや社内連絡の「報・連・相」に関するポスターと活用方法について説明がありました。どれも社内の活性化につながる内容でした。

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