第11回OCHISセミナー 終了しました!【11月11日(金)開催】

第11回OCHISセミナーはおかげさまで、大盛況のうちに無事終了することができました!

トラック・バス・タクシーの事業者様、協会の方々、行政、マスコミの方々総勢80名の方にご参加いただき、おおいに盛り上がりました。

ご参加いただいた皆様、様々なご協力を下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

■□ 第11回OCHISセミナー ■□ 

・日時:2016年11月11日(金) 13:30~16:50 (懇親会は17:00~)

・場所:大阪大学中之島センター (大阪市北区中之島4-3-53)

・テーマ:「健康起因事故防止のための健診結果の効果的な活用方法について」

~データに基づいたハイリスク者の見える化~

 

当日の様子です。

OCHIS理事長 武田の開会の挨拶

 

 

(公社)全日本トラック協会 常務理事 永嶋 功氏から来賓の挨拶をいただきました。

 

国土交通省自動車局 安全政策課 安全監理第一係長 鈴木 謙一氏による基調講演の様子です。

「事業用自動車の健康起因事故防止対策」と題してご講演いただきました。

 

政府全体の交通安全対策、国土交通省の健康起因事故の対策強化について、

「安全確保のためには、ルールに従って、ドライバーの健康状態や労働時間を管理し、

定期健康診断に加えSAS等スクリーニング検査を受診することが重要。

ドライバー自身が点呼時に自分の健康状態を正直に申告できるよう、日頃から風通しのよい職場作りを心がけること。」など、ソフト、ハード両面の指針を示してくださいました。

 

 

(公財)大原記念労働科学研究所 所長 酒井 一博氏による講演の様子です。

「運輸事業者をバックアップするための社会的サポートの重要性」と題してご講演いただきました。

「経営の基盤は労務管理にある」として、職場環境・働き方・休み方を改善し、健康支援を充実させることが勤務環境の改善となり、人材定着や業務改善、生産性の向上、安全確保につながることをお話いただきました。

非常に興味深い内容でした。

 

OCHIS副理事長 作本と、保健師 黒田が「データに基づいたハイリスク者の見える化」と題して、事業者が苦慮している点に定期健康診断後フォローがあると指摘し、運輸に特化した健診システム『運輸ヘルスケアナビシステム』の構想と、活用イメージ、リリースまでのタイムスケジュールを発表しました。

 

詳しくはHPトピックの「『運輸ヘルスケアナビシステム』について」をご覧ください。

 

コフジ物流株式会社 代表取締役 堂坂 佳延氏による講演の様子です。

「安全と健康の取組み」~二度と同じ過ちを繰り返さないために~と題して、社内での健康管理についてお話くださいました。

重大人身事故発生を教訓に、安全第一の社風作りをどのように進めていかれたか、写真を交えて熱く語ってくださいました。

ドライバーへの個別指導、社内のフィットネス施設設置、産業医を自社に呼んでの全社員対象のインフルエンザ予防接種、SAS検査とその後の手厚いフォロー、高齢ドライバーの雇用対策、「健康は食生活から」のもと年2回のバーベキュー大会など、事業主として従業員とその家族をとても大事にされている様子を知ることができました。

 

 

休憩時間には展示コーナーをご覧いただきました。

 

パルスオキシメーター(睡眠時無呼吸症候群スクリーニング検査機器)・

CPAP(シーパップ:睡眠時無呼吸症候群の治療機器)の実物が展示され、使い方をご説明しました。

 

 

軽度認知障害(MCI)のスクリーニング検査、「あたまの健康チェック」のご案内です。《エム・ケア㈱様》

電話で10分間、質問に答えるだけで、軽度認知障害かどうかを知ることができます。

早期に軽度認知障害を発見することで、認知症に移行させない手立てや進行を遅らせる対策が可能です。

 

OCHISの「健康管理で事故防止ポスター」最新作も『認知症対策』がテーマです!

 

 

第二部はパネルディスカッションです。

OCHIS理事長 武田をコーディネーターとして、

パネリストは

国土交通省自動車局 安全政策課 安全監理第一係長 鈴木 謙一氏

(公社)全日本トラック協会 常務理事 永嶋 功氏

(公財)大原記念労働科学研究所 所長 酒井 一博氏

コフジ物流株式会社 代表取締役 堂坂 佳延氏

OCHIS副理事長 作本

OCHIS保健師 黒田

の6名でした。

 

休憩時間にご記入いただいた、「運輸ヘルスケアナビシステム」のアンケートの集計結果が発表されました。

ほとんどの方がこのシステムの必要性を感じておられ、活用してみたい、とお答えになりました。

会場からも、具体的な要望や、システムを使用する上での不明点を出してくださり、大手事業者で、すでに実施しているところからは、関連会社に活用を呼びかけたい、とのお声がありました。

 

副理事長 作本より、運輸業界底上げのために、「運輸ヘルスケアナビシステム」は必要不可欠と考えているため、このシステムの構築から運用に至るまでの関係者の協力を求めました。

セミナー終了後は会場を移して懇親会が開催されました。

来年も秋に開催を予定しております。またのご参加、お待ちしております。

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