Vol.7「第18回 OCHISセミナーを終えて」
11月15日、年に1度のOCHISセミナーを終え、「もう18回も重ねてきたのだな…」と感慨深いものがありました。
今回のテーマである「10年後を見据えた・・・」というキャッチには、少子高齢化の真只中、50歳代、60歳代の健康(体調)管理やコントロールなくして、企業経営は困難であり、若年層も含めた「元気集団づくり」が重要であるとのメッセージを込めました。
さらにもう一つ、今回のセミナーで発信したのは、健診結果のデータ化です。健診結果がいつまでも紙ベースでは、健診後の事後フォローが進まないどころか、手が付けられません。トラック運送事業者が健診結果を健診機関からエクセル等のデータで受け取っているところは、おそらく2割程度に留まっていると思われます。
全日本トラック協会では、運輸ヘルスケアナビシステムという当法人が構築したシステムで健診後の事後フォローをサポートしていますが、当法人の保健師は紙の健診結果からデータ変換までの作業に、多大な時間と労力を費やしています。
ナビシステムの利用有無に拘らず、まず事業者は、健診機関から健診結果をデータで受け取るとことに、尽力していただきたいと思います。これだけで健診後の事後フォローは、飛躍的に質・スピードともにアップします。
マイナンバーカードでの受診が義務化される時代に、なぜ健診結果は未だに紙ベースなのでしょう。皆さん、不思議だと思われませんか?