Vol.4「今がチャンス!」
日本のリーダーを選ぶ首相選挙を27日に控え、政治や社会が変わる(変わらない)かもしれません。
一方、海の向こうのアメリカでも、4年に1度の大統領選挙を11月に控え、こちらも眼が離せません。
リーダーの交代と私たちの生活の変化(関係)は、大変不確かではありますが、「何となく、変わるかも?」と、妙に変革への期待感を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
さて、「働き方」は少しずつではありますが、確実に変わってきています。
例えば、男性の育児休暇はその最たるものだと思います。
男女雇用機会均等法に端を発し、法律優先で「やっとここまで…」という印象はありますが、昨今の男性の育児休暇にまで及ぶと、「男性がそこまで・・・」「会社は迷惑だな」等、心情的に受け入れ難いと感じている方もまだまだ多いのではないでしょうか。
でも、「社会の常識」は、こうした一歩一歩の積み重ねから誕生するのではないかと思います。個人的には、主体性と継続性のある男性の子育てを期待しています。
その一方、運輸業はドライバー不足が原因で廃業やM&Aに追い込まれる企業もあり、男性中心の運輸業界からは、「男性の育児休暇?そんなの、とんでもない」と、厳しく叱責を受けるに違いありません。
しかし今、長時間労働や低賃金脱却を目指して、行政や協会団体が荷主関係者に向けて力強く働きかけています。
今は夢物語かもしれませんが、一歩ずつでも前進し、「男性ドライバーにも育児休暇を」と、躊躇なく言える社会になればうれしいなと思います。まさしく「今がチャンス!」にしたいですね。