Vol.2「日の出と睡眠時間」
驚異的な暑さやオリンピックで、睡眠不足の方も多いのではないでしょうか。今回も引き続き、睡眠のお話を。
日本人の睡眠時間は先進国33か国では最も短い7時間22分。「短いことは知っていたよ」という方は多いかとは思いますが、その睡眠時間が季節によって変わるということをご存じでしょうか?
ある調査によると、夏の睡眠時間は冬よりも30分も短いそうです。そういえば、花火大会、お祭りなど楽しい夏のイベントはほとんどが夜。その上に連日の熱帯夜で熟睡できないし・・・となると、確かにその通りだと納得!
ただ、忘れてはならないのが、日の出時刻との関係です。どうやら人間は身体に体内時計を兼ねそなえていて、朝の光を感じ取ることで目覚めることのできる「仕組み」があるそうです。
私は早朝に入るこの光が苦手で、寝室には2重に遮光カーテンをしていますが、5時過ぎに入る隙間の光で、8月は5時過ぎの起床となります。(もう少し寝ていたい・・・)
厚生労働省が示した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の中には、朝の光を浴びることの必要性が示されています。睡眠ガイドでは、交代制勤務者にも、オフ日にはなるべく朝の光を浴びるようにと、そのための工夫も記述されています。